東京都健康安全研究センター
急性出血性結膜炎 Acute haemorrhagic conjunctivitis

更新日:2017年3月21日

 

1  急性出血性結膜炎とは

 急性出血性結膜炎は特定のウイルスに感染したことによる急性結膜炎です。発症はどの季節でも起こります。また、感染する年齢は1~4歳に比較的多くみられますが、他の年齢でも発生します。

 

2 原因と感染経路

 原因はエンテロウイルス70型(enterovirus 70)及びコクサッキーウイルスA24変異型(coxsackie 24 virus variant)です。

 ウイルスが付着した手で眼に触れること、ウイルスで汚染されたタオルや洗面器などに触れることなどで感染します(接触感染)。

 

3 症状

 1日間の潜伏期の後、強い眼の痛み、異物感で始まり、結膜(まぶたの裏を覆って眼球につながる粘膜)の充血や出血を伴うことが多く、他に、まぶたが腫れたり、目やに、目のむくみ、目の表面の濁りがでることがあります。約1週間で自然と治りますが、6~12か月後に手足の運動麻痺が起こることがあります。

 

4 治療

 特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。

 

5 予防のポイント

 予防接種はありません。

 エンテロウイルスやコクサッキーウイルスはとても感染力がつよいので、感染を広げないために次の点に注意しましょう。

  • できるだけ他人との接触を避けるようにしましょう。
  • 眼をさわったらすぐに石鹸と流水で手洗いをしましょう。
  • 家族内で、タオル、枕、その他眼やにや涙で汚れそうな物の共用は避けるようにしましょう。
  • 入浴は家族内で最後にするか、シャワーのみにしましょう。

 

6 検査・感染症法との関連

 症状から診断されます。

 感染症法では、五類感染症(定点把握対象)として定められ、定点医療機関から毎週患者数が報告されています。

 

7 さらに詳しい情報が必要な方は

本ホームページに関わる著作権は東京都健康安全研究センターに帰属します
© 2017 Tokyo Metropolitan Institute of Public Health. All rights reserved.