東京都健康安全研究センター
突発性発しん Exanthem subitum

更新日:2015年9月11日

1 突発性発しんとは

 突発性発疹はヒトヘルペスウイルスによる感染症です。生後4か月ごろから1歳ごろまでの乳幼児に発生する代表的な疾患です。

 

2 原因と感染経路

 病原体は、ヒトヘルペスウイルス6型(Human Herpes Virus:HHV‐6)または7型(HHV‐7)です。

 感染経路はよくわかっていません。唾液からの経口感染の可能性が最も高いと推測されています。

 

3 症状

 潜伏期間は10日程度です。症状は38~40℃前後の高熱が3日程度続いたあとに下がり、ほぼ同時におなかや背中を中心に大小不規則な赤い発しんが出て、全身に広がります。かゆみなどを伴うことはありません。発熱時に、軽度の咳や下痢を伴うことがあります。突然の高熱と解熱前後の発疹は、突発性発しんの特徴です。

 また、感染しても症状が現れない不顕性感染が20~40%と報告されています。

 通常、一度かかると免疫ができますが、まれに6型と7型2種類のウイルスにそれぞれ感染して二度発症することがあります。

 

4 治療

 特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。

 

5 予防のポイント

 通常予後良好な疾患であり、特別な予防法や予防接種はありません。 

 

6 診断・感染症法との関連

 通常は臨床的に診断されますが、確定診断にはウイルスや、ウイルス遺伝子の検出、抗体検査が行われます。

 感染症法上、五類感染症(定点把握対象)に定められており、定点医療機関から毎週患者数が報告されています。

 

7 さらに詳しい情報が必要な方は

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