東京都健康安全研究センター
トレンド(2010-11年シーズン*)

z更新日:2011年9月7日 

インフルエンザ電子顕微鏡写真

 感染症発生動向調査では、都内約400ヵ所のインフルエンザ定点から報告されたインフルエンザ様疾患の動向を調査しています。
*インフルエンザのシーズンとは、毎年第36週(8月末〜9月はじめ)からの1年間を示します。2010−2011年シーズンは2010年9月6日〜2011年9月3日です。

 1 定点医療機関からの患者報告(患者報告数・年齢階級別患者割合
 2 インフルエンザウイルスHA遺伝子系統樹(2010-2011年シーズン)

 【参考】 首都圏の患者報告数 (地方衛生研究所ネットワーク)

 

定点医療機関からの患者報告

(1)インフルエンザ患者報告数(東京都:定点あたり患者報告数)

調査期間と週の対応はこちら
インフルエンザ患者報告数(2005-11年)
最新の詳しい発生状況については こちら
(東京都WEB版発生動向調査へのリンク)

【グラフの見方】
 赤い太線は2010-2011年シーズン(2010年36週以降)の動向を示しています。
 都内のインフルエンザ定点医療機関*から報告された患者数を、その週の報告医療機関数で割ったものが、定点当たり報告数(人/定点)です。
 *2010年52週まで:290ヵ所、2011年1週以降:419ヵ所

【発生状況】
 2011年第4週(1月下旬)時点で、定点医療機関当たり患者報告数が32.08人となり、東京都全体で警報レベルに達しました。第13週(3月下旬〜4月上旬)時点で警報レベル以下となりましたが、今後も感染拡大防止に留意する必要があります。

 

(2)年齢階級別患者割合

 今シーズンは昨シーズンと比較して、10〜14歳の報告割合が減少しています。しかし年明け以降、5〜9歳の報告割合が増加しており、若年者における流行拡大に注意が必要です。

 

2009-2010年シーズン
(クリックすると拡大します)
2010-2011年シーズン
(クリックすると拡大します)
過去10シーズンの年齢階級別割合
(クリックすると拡大します)

 

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