東京都の発生動向
| 麻しんの発生状況(グラフをクリックしてご覧下さい) | |
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2008年をピークとして麻しんの大きな流行がありました。 麻しんは、2008年1月1日、小児科定点把握疾患から全数届出対象疾患となりました。都内の詳しい発生状況については、グラフをクリックしてご覧ください。 |
1 麻しんとは
麻しんは麻しんウイルスを原因とする感染症です。
典型的には、10〜12日間の潜伏期間の後、38℃程度の発熱及びかぜ症状が2〜4日続き、その後39℃以上の高熱とともに発しんが出現します。主な症状は、発熱・発しんの他、咳、鼻水、目の充血などです。肺炎、脳炎といった重い合併症を発症することもあります。合併症がなければ、主な症状は7〜10日で回復します。
【修飾麻しんとは】
幼少時に1回のみワクチンを接種しているなど、麻しんに対する免疫が不十分な人が麻しんウイルスに感染した場合、軽症で典型的でない麻しんを発症することがあります。このような麻しんを「修飾麻しん」と呼びます。具体的には、潜伏期間が長くなる、高熱が出ない、発熱期間が短い、発しんが手足だけで全身には出ないなどです。感染力は典型的な麻しんに比べて弱いといわれていますが、周囲の人への感染源になるので注意が必要です。
2 原因と感染経路
麻しんウイルスを原因とします。
空気感染が主たる感染経路ですが、その他に、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛まつ感染」、及びウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。感染力はきわめて強く、感染した人の90%以上が発症します。周りへ感染させる期間は、症状の出現する1日前(発しん出現の3〜5日前)から発しん消失後4日くらいまで(または解熱後3日くらいまで)とされています。
3 麻しんの治療
特別な治療法はなく、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)が行われます。合併症があればそれに応じた治療が行われます。
4 予防のポイント
個人でできる唯一有効な予防方法は、麻しんのワクチンを接種し、免疫をあらかじめ獲得しておくことです。麻しんは予防接種で防げる病気です。定期予防接種の対象となる方はぜひ予防接種を受けましょう。定期接種では麻しん・風疹の混合ワクチン(MRワクチン)として接種します。
- 第1期 生後12ヶ月以上24ヶ月未満の者
- 第2期 5歳以上7歳未満の者であって、小学校入学前の1年間
- 第3期 中学1年生に相当する年齢の者(年度内に13歳になる者)
- 第4期 高校3年生に相当する年齢の者(年度内に18歳になる者)
お子さんが定期接種に該当するかどうかはこちらをご覧ください
( 西暦 ・ 和暦 )
詳しくはお住まいの区市町村の予防接種担当窓口におたずねください。
5 感染症法・学校保健安全法との関係
麻しんは、感染症法の五類感染症に分類され、診断した医師は7日以内に最寄の保健所に届け出ることが定められています(東京都では、迅速な対応のため24時間以内の報告をお願いしています)。届出を受けた保健所は、感染拡大防止のためにご本人やご家族に連絡、ご相談することがあります。
学校保健安全法では第二種の感染症に指定されており、「解熱した後三日を経過するまで」を出席停止の期間の基準としています。但し、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません。
