東京都健康安全研究センター
麻しんの流行状況(東京都 2011年)

麻しん患者報告数の推移(保健所受理数)

週別対応表はこちら

 第52週は麻しん患者の報告はありませんでした。第15週から続いていた患者の報告の増加は第22週以降10人を下回っています。

麻しん患者報告数の推移(東京都 2011年)

 

麻しん患者報告数の推移(東京都 2008〜2011年)

 

保健所別患者数

 

年齢階級別患者数

麻しんは子どもだけの病気ではありません。

 2011年に都内で報告された麻しん患者を年齢階級別にみると、今のところ、5歳未満の報告が最も多くなっています。

20歳以上が全体の約半分となっており、麻しんがいわゆる”子どもの病気”でないことがわかります。

 

PCR検査実施状況・推定感染地域および遺伝子型別患者数

 保健所から検査依頼を受けてPCR検査を実施したのは258件でした。そのうち、陽性は73件、陰性は185件でした。

 


*病原体定点からの検体

注:A型はワクチン株であり、麻しん患者の届出基準に当てはまらないため患者届出数には含まれない。

2011年に都内で報告された麻しん患者の推定感染地域をみると、国外での感染が疑われる患者の割合は約6%となっています。
都内で検出されたD4型とD9型はいずれも海外で流行している遺伝子型です。
海外から流入した麻しんウイルスが、都内で流行したと考えられています。

 

ワクチン接種歴別患者数

2011年に都内で報告された麻しん患者のワクチン接種歴は、「なし」の者が最も多く、ワクチンを接種していれば、感染・発症を防ぐことができたと考えられます。

 

年齢階級別・ワクチン接種歴別患者数

ワクチンの2回接種で発症を予防しましょう。

2011年に都内で報告された麻しん患者の年齢階級とワクチン接種歴の関係をみたものです。

「接種歴なし」は、30代までの各年代で見られ、接種歴のないものから発症していることが観察できます。
ワクチンを接種していても1回だけでは効果が不十分であったり、接種から時間が経つことで効果が落ちてくることがあると言われてます。

 

病型別・年齢階級別患者数

2011年に都内で報告された麻しん患者の病型と年齢の関係をみたものです。検査結果に基づく報告の割合について、各年齢階級での偏りは見られません。

麻しん(臨床診断例)とは、発熱・発疹・カタル症状の全てが認められること、
麻しん(検査診断例)とは、上記に加え、麻しんPCR陽性や麻しんIgM抗体陽性など、検査結果から麻しん感染が判明していること、

修飾麻しん(検査診断例)とは、発熱・発疹・カタル症状全ては見られないが、検査結果から麻しん感染が判明していることを示します。

 

学校等における発生状況(2008年〜2011年)

保健所等が把握している学校等での複数の患者の発生事例は、下の図のとおりです。

 

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