東京都健康安全研究センター
マイコプラズマ肺炎 Mycoplasma pneumonia

更新日:2015年7月3日

1 マイコプラズマ肺炎とは

 マイコプラズマ肺炎は、細胞に寄生する極めて小さな細菌であるマイコプラズマ・ニューモニアによる感染症です。幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で1年を通して報告があります。

 

2 原因と感染経路

 病原体は、マイコプラズマ・ニューモニア(Mycoplasma pneumoniae)です。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる病原体によって感染(飛まつ感染)、あるいは病原体が付着した手で口や鼻に触れることによる感染(接触感染)があります。

 

3 症状

 潜伏期間は2~3週間と比較的長いです。発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れた3~5日後に乾性の咳がみられます。咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経系症状、中耳炎などの合併症がみられることもあります。

 

4 治療

 治療には、マクロライド系の抗生剤を使用します。

 

5 予防のポイント

 手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。

 咳エチケットについては こちら へ

 

6 診断・感染症法との関係

 マイコプラズマ肺炎は、血液を採取して抗体測定、咽頭ぬぐい液を採取して病原体の分離・遺伝子検出で診断します。

 感染症法上、五類感染症(定点把握対象)に定められており、基幹定点医療機関から毎週患者数が報告されています。

 

7 さらに詳しい情報が必要な方は

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