東京都健康安全研究センター
オウム病 Psittacosis

更新日:2017年2月8日

 

1 オウム病とは

 オウム病とは、細菌の一種であるオウム病クラミジアに感染することによる呼吸器疾患です。世界中で発生がみられ、国内においても年間数件の患者の報告があります。

 

2 原因と感染経路

 病原体は、オウム病クラミジア(Chlamydophila psittaci)です。

 トリとの接触歴は重要で、感染しているオウムやインコ、ドバトなど鳥の乾燥した分泌物・排泄物の吸入によって肺炎などの気道感染症をおこします。また、口移しの給餌や噛まれて感染することもまれにあります。トリ以外にも、感染した哺乳動物から感染することもあります。

 

3 症状

 潜伏期間は1~2週間程度です。

 突然の発熱で発病し、初期症状として悪寒を伴う高熱、頭痛、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛、呼吸器症状として咳、粘液性痰など、かぜに似た症状がみられます。高齢者などでは重症になりやすく、呼吸困難、意識障害、多臓器障害、ショック症状により死亡することもあります。

 

4 治療

 治療にはテトラサイクリン系などの抗生剤を使用します。

 

5 予防のポイント

 トリとの濃厚接触を避けることです。飼っているトリが弱った時など、感染が心配される鳥がいる場合には獣医に相談しましょう。

 

6 診断・感染症法との関連

 病原体、または病原体の遺伝子を検出する、または抗体測定を行うことで診断します。

 発症前にトリとの接触があったかどうかが診断の参考になります。

 感染症法では、四類感染症(全数把握対象)として定められており、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出ることが義務付けられています。

 

7 さらに詳しい情報が必要な方は

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